校長室から『どんなスポーツであっても、楽しむ姿勢が一番大切~テニス学習を実施~』

今週16日、恒例のテニス学習を実施しました。例年、4月末から5月にかけて3回実施していましたが、今年度は一時避難の休校をしているため、教育課程に余裕がなく、1回だけの実施となりました。1回だけですから、技量の積み重ねは期待できません。しかし、5月に開催した保護者茶話会では、保護者の方々から「1回でもいいので、実施してほしい」という願いもあり、子ども達が楽しみにしている体育メニューの一つでもあり、実施することといたしました。

当日、子ども達は意気揚々と、テニスコートに向かいました。しかし、最初にするのは体力測定。狭い本校の校庭ではできない、ソフトボール投げ。コートいっぱいにメジャーを引き、投げました。普段、思い切りボールを投げることがない子ども達にとっては、測定というよりボール投げ体験といった感じでした。次にしたのが、50メール走ならぬ45メートル走。全員2回ずつ走ったのですが、まだ走り足りない様子でした。こうした距離を全力疾走する機会も、ここテヘランにいると少なくなります。どこかで、走る技術指導もしてやりたいと思います。延期となった10月開催の運動会の練習時間が良いのではと話し合っています。

そして、いよいよテニス学習。学齢とともに、経験の有無も関係していますので、二つのグループに分かれて、練習を行いました。うまく当たらずネットに引っかかることもありますが、そんなことより強く打ってホームランになる方が子ども達には楽しいようでした。フォアハンド、バックハンドの打ち方練習をした後、最後はゲーム。先生達も一緒になり、テニスを楽しみました。

今回のテニス学習全般を通じて、子ども達にはスポーツを楽しむ姿勢を養うことができました。どんなスポーツでも、技量は一定必要であり、そのための練習は欠かせません。しかし、最も必要な要素は、「やってみよう」「やってみたい」という意欲です。今回のテニス学習では、そうした意欲を子ども達から感じることができました。気温が高く、熱中症が心配でしたので、こまめに先生達も休憩をとっていましたが、子ども達の方から休憩時間を早く切り上げ、すぐにコートに復帰しているように見えました。こうしたスポーツに対する意欲があれば、きっと今後様々なスポーツに出会っても、まずはやってみることをするでしょう。そして、そのうち、自分がより興味深くできるスポーツに巡り合うことができるはずです。

テニス学習の後は、プール学習へと移っていきます。3回の実施を予定していますが、スイミングも技量の向上とともに、楽しんで運動する意欲を養いたいと思います。

テヘラン日本人学校で学ぶ子ども達へ

2じかんぐらいのテニスれんしゅうでしたが、みんなすこしずつうまくなっていましたね。なにより、たのしそうにしているみんなのえがおがよかったです。

校長室から『どんなスポーツであっても、楽しむ姿勢が一番大切~テニス学習を実施~』

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