校長室から『全ての子どもに学びの機会を~来年度の教育体制を思考中~』
修了証書授与式が終わって1週間。最大の学校行事を学校でない場所で開催するという、大きなミッションを達成しましたが、その余韻に浸っている時間はありません。
2月24日、突然のメールで、来年度派遣教員が0になることを知りました。人員削減については事前通告なく行われることは世の常と認識しておりますが、派遣教員が0になることは実質の休業状態になるということです。休業にすることは、学校運営委員会の決議事項であり、派遣教員がいなくなること=休業状態になることは、さすがに文部科学省も想像できたと思います。この数日後には、戦争が勃発しましたので、今は休業やむなしです。しかし、子ども達も保護者も、一日も早い戦争終結を願い、テヘランに戻れる日を待っている気持ちは今でもあります。それが、令和8年度中は再開できない状態になることは、全く想像しておりませんでした。それも、私の危機管理が甘かったのかもしれません。
今、大切にしなければならないことは、子ども達や保護者の気持ちに少しでも答えることです。多くの保護者は、イランが安定すれば現地に戻ることを考えられています。それならば、先生がいない状態で、何ができるか。学校運営委員会と協議をしている中、海外子女教育振興財団が、来年度スタートさせようと準備していた『GOAL』という教育プラットフォームを紹介してくださいました。これは、近隣の在外教育施設にオンライン学生として在籍し、授業をオンラインで受けるというものです。幸いにも、今年、南西アジアと中東地域の小規模日本人学校が集まり、オンラインで同学年の授業を月1回実施していました。その考え方を応用して、月1回実施を週何日かの実施に拡大すれば可能です。では、誰がオンライン授業を配信するのか。これには、相当の知恵と労力が必要です。どの在外教育施設も教員不足で、その余力はないでしょう。文部科学省の説明では、「4月段階で児童生徒数が0なので派遣教員を未配置にした」ということでしたが、世界中の、多くの日本人学校は、教員配置数の基準を満たしていません。国内の学校でも教育不足が話題となっていますが、日本人学校でも同様なことが起こっています。しかしなかせら、1人いれば1人なりの、2人いれば2人なりの教育支援は行えます。それが0人では、全く手出しができません。
全ての子ども達に教育を受ける場を提供する。これは、これまで教育立国として歩んできた日本の使命です。国が教育の場を保障してくれなければ、これまで学校教育に携わってきた一人として、できることをしていかなければなりません。もし、このブログを見ておられる方で、アイデアがありましたら、ぜひ教えてください。
学校のメールアドレス:school@tehranjs.org
テヘラン日本人学校で学ぶ子ども達へ
ひさしぶりに、みんなでかおをあわせることができます。そして、あなたたちをささえてくれたひともきてくれます。はじめてみるせんぱいもおられます。てへらんにほんじんがっこうのよさをきっとかんじることができるでしょう。たのしみにしておいてください。
